公益社団法人 日本国際生活体験(EIL)

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福田 彩斗(2014年度アメリカ派遣生)

自分の挑戦を後押ししてくれる留学経験

留学に興味を持ちはじめた時期ときっかけを教えてください。

英語には0歳のときから英会話を通して触れていて、小学生の頃から留学を意識していました。なかなか踏ん切りがつかなかったのですが、高校生のときに留学を経験した先輩に出会い、「一生付き合える友達を留学で得る」という留学の目的が明確化されたことで、「留学に行く」と決意することができました。その先輩が使っていた留学団体がEILで、出発前オリエンテーションをはじめ手厚いサポートが受けられること、他団体と比べ費用が安いことから、EILで留学することに決めました。

派遣国としてアメリカを選んだ理由を教えてください。

小さい頃から英語に触れることが多かったことから、英語圏に留学したいと考えていました。洋画や洋楽が好きで、その本拠地に行ってみたかったこと、人種のるつぼと言われるアメリカで多様な人と関わりたいと考えたことから、派遣国をアメリカに決めました。結果的には「音楽の聖地」と呼ばれるテネシー州のナッシュビルに派遣され、アメリカの音楽文化にどっぶり浸かることができました。

出発前に英語やアメリカの歴史等の勉強はしましたか。到着後、言語面での苦労はありましたか。

英語に限らずですが、帰国後はすぐに受験生となるため、それに備えて出発前は受験勉強をひたすら行っていました。受験勉強が特に留学中役に立ったということはありませんでしたが、英語圏の滞在経験があり英語が得意だったこと、もともとアメリカの政治や歴史に興味があり、ある程度知識があったことから、学校の授業や言語面ですごく苦労したということはなかったです。

ホストファミリーはどのような家族でしたか? どのような過ごし方をしましたか?

ホストファミリーは50代の同性カップルと、小学校6年生のロシア人の養子の3人と犬一匹でした。同性カップルのファミリーということで、出発前は日本の家族や友達から反対の声もありました。しかし、「多様性を尊重するアメリカで、会ったこともない相手を恋愛対象だけで否定するのはおかしい」と説得し、無事に出発することができました。 放課後はホストの家で過ごすことが多かったです。家にはバドミントンのコートがあり、家族でよく遊んでいました。また、犬の散歩は毎日自分が率先して行くことを心がけていました。長期休みにはウィスコンシン州にある別荘やワシントンDCへ一緒に旅行して、とても楽しかったことを覚えています。
余談ですが、私が帰国した後、テネシー州の州法が改正され、同性婚が認められるようになり、ホストファミリーは法的に入籍しました。この話をホストに報告してもらったときには、感動して涙が出るほどでした。

ホストスクールについて教えてください。苦労した教科はありましたか?

学校は家からスクールバスで20分くらいかかる場所にあり、全校生徒は1200人くらいの学校でした。科目はAP世界史、AP数学、体育、アメリカ政治、ブロードキャスティング、英語、フランス語を選択しました。この中でも「AP」のつくクラスは大学レベルの授業で、教科書には専門用語が散りばめられており、特にAP世界史については教科書のわからない箇所をホストファミリーに聞いても「よくわからない」と言われてしまうほどでした。それでも、第2次世界大戦や今の軍事体制に関する深い議論を授業の中でできたことが、日本の高校でディベートの活動をしていた私にとってとても印象的でした。

友達を作ることはできましたか? 関係はどうでしたか?

友達を作るのにはとても苦労し、仲良くなるまでに半年近くかかりました。私の個人的な感想ですが、アメリカ人は日本人よりもガードがかたいのではないかと思いました。それでも、フランス語の授業で出会った友達に教会へ連れて行ったもらったことがきっかけで教会に来ている人を中心に仲良くなることができました。そこで出会った友達とはテニスをしたり、家でゲームをしたり、留学の後半では毎日のように一緒に遊ぶほど仲良くなることができました。

留学における一番の思い出を教えてください。

帰国前に、ホストファミリーの家で私が主催した卒業パーティが最も印象に残っています。学校や教会の友達やお世話になった人を片っぱしから誘ったところ、なんと60人以上も集まり、とても驚きました。駆けつけてくれたエリアコーディネーターの方にも、「こんなにもパーティに人を集めた日本人は見たことがない!」と言われるほどで、お世話になった方々と楽しい時間を過ごすことができたのと同時に、留学生の自分が現地に住む人へ与えることができた影響を実感することができました。

これから留学へ行く高校生へ、一言お願いします!

留学をすると、「1+1」の答えが2ではなくなってしまうようなレベルで、普段当たり前だと考えていたことが当たり前でなくなります。そういった経験をすると、当然ながら苦しんだり悩んだりすることもあります。しかし、人生は有限なので、苦しくても必死にもがいて最終的に達成感を得られる人生のほうが、自分にとっても周りの人にとっても有益なのではないかと私は思います。 そんな留学に、みなさんもぜひ足を踏み出してみてください。

福田 彩斗
2014年度アメリカ派遣生

愛媛県出身。松山西中等教育学校6年次より、交換留学プログラムでアメリカ・テネシー州に10か月間留学。横浜国立大学経済学部在学中。