公益社団法人 日本国際生活体験(EIL)

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個人ホームステイ(IHP)体験談

experimenters こちらからもプログラム体験談がご覧いただけます。

個人ホームステイプログラムに参加された方の体験談です。さまざまな国でさまざまな体験をされた貴重な記録です。ぜひご参考にしてください。

小野 宗介さん(アイルランド滞在)

現地の人々は、話し好きで心も広く優しい

参加国、滞在地域の様子について教えてください。

アイルランドの印象を一言で表すのであれば、のびのびしているということです。都心でも高い建物は少なく、少し離れると広い草原があり牛や羊が放牧されていました。僕がホームステイした地域は丘が多く、海や街を見下ろすことができました。さらに現地の人々は、話し好きで心も広く優しい印象でした。景色だけでなく人々も含めてのびのびとした印象を持ちました。

ホストファミリーの家族構成について教えてください。

僕のホストファミリーは、ホストペアレンツの間に3人の息子がいました。飼い犬は8匹いて、猟犬が多かったです。

なぜホテルなどの滞在ではなく、ホームステイに参加しようと思ったのですか?

海外に行こうと思ったきっかけが、実際に一緒に生活することを通して異国の文化や習慣を肌で感じたいと思ったからです。

プログラムに参加して得たこと、感じたことを教えてください。

もともとの目的であった異国の文化や風習については存分に感じることができました。ホームステイであるため、初日から食文化や生活スタイルの違いなどを体験しましたが、驚く半面とても楽しく学ぶことが出来たと思います。例えば食事の時に具材について質問をしてみたり素直に感想を述べることで相手との会話が弾み、距離が縮まりました。さらに現地の方々は、僕の拙い英語に対してもしっかりと理解しようと耳を傾けてくれてジェスチャーや表情など全身を使って会話を楽しんでいました。大切なことは伝えたいという気持ちであるということを身をもって感じることができました。

滞在中印象に残ったエピソードはありますか?

今回のプログラムでは、はじめとおわりに大きなハプニングが起きました。はじめのハプニングはホームステイする予定だったホストファミリーが急遽変更になったことです。このことは現地の空港についてからわかりましたが、現地のコーディネーターさんやEILのスタッフさんの助けもあり、すぐに新しいホストファミリーが見つかりました。ホストファミリーは突然の出来事であるにもかかわらず温かく迎えてくれて安心して過ごすことができました。帰りのハプニングは飛行機が急遽欠航となり予定通り帰ることができませんでした。ここでもホストファミリーに助けられ延泊させてもらい事なきを得ました。まさにEILの標語でもある“Expect the unexpected!”の大切さを学びました。海外に行くことにはハプニングは付き物であり、そんな中でも臨機応変に対応するための準備が重要であると感じました。さらにお世話になった方々への感謝も忘れないようにしたいと思います。

ホストファミリーとどのように過ごしましたか?

ホストファミリーは休日も家にいることが多かったので、予定がない時は一緒にテレビを見たり庭で遊んだりして過ごしました。買い物や犬の散歩などはできるだけ手伝い、散歩中には綺麗な夕焼けなども見ることができました。

一人でホストファミリー宅まで移動する経験はどうでしたか?

事前の待ち合わせなどは、英語のみで連絡を取り合わなくてはいけないため、要件が伝わっているか不安もありました。しっかりと責任を持ち、時間に余裕を持ちながら行動することが心掛けられるためとても大切なことだと思いました。    

プログラムが終わった後もホストファミリーと連絡を取っていますか?

はい。今度アイルランドに来るときは遊びに来てねと歓迎してくれました。

今後やってみたいことは何ですか?

プログラム全体を通してたくさんのことを学びましたが、最も関心を持ったことは日本の文化です。文化の違いを感じる中で自分の国の文化についてうまく説明することが出来ずに悔しい思いを何度かしました。そのため日本の文化についてもしっかりを理解をし胸を張って英語で説明をできるように勉強をしていきたいと思います。

小野 宗介さん

2020年個人ホームステイプログラムにてアイルランドに2週間滞在。
現在は日本の大学にて経済を専攻。趣味は登山、サッカー、読書。

藤江 尚輝さん(イギリス滞在)

英語でコミュニケーションをとることが楽しい

参加国、滞在地域の様子について教えてください。

次の人が来るまでドアを抑えたり、お先にどうぞというようにみんなが譲り合っていました。困ったことがあって質問してもみんな親切に対応してくれました。

ホストファミリーの家族構成について教えてください。

デイビッド(父)、シャーリー(母)、マーク(息子)、ロイド(猫)

なぜホテルなどの滞在ではなく、ホームステイに参加しようと思ったのですか?

イギリスの日常生活を体験できるし、英語を使ってコミュニケーションを取れる良い機会だと思ったからです。

プログラムに参加して得たこと、感じたことを教えてください。

英語でコミュニケーションを取ることが楽しいと感じました。人に親切にしようとも思いました。また、問題が起きた時に冷静に対処できるようになったと思います。

滞在中印象に残ったエピソードはありますか?

ジンフェスティバルに連れて行ってもらったことです。ホストファミリーの友人が沢山いて、色々話せたことです。


ホストファミリーとどのように過ごしましたか?

ジムや映画などホストファミリーの用事に一緒に連れて行ってもらったりしました。

一人でホストファミリー宅まで移動する経験はどうでしたか?

英語でメールのやり取りをすること自体初めてだったのでメールも電車の乗り継ぎも大変でしたが、どちらも2週間1人で行動するのに役立ちました。

プログラムが終わった後もホストファミリーと連絡を取っていますか?

取っています。

今後やってみたいことは何ですか?

もっと英語でコミュニケーションを取るような機会が欲しいと思いました。

藤江 尚輝さん

2019年個人ホームステイプログラムにてイギリスに2週間滞在。
現在は日本の大学にて商学を専攻。趣味は映画鑑賞、野球。

金原 平征さん(スペイン滞在)

家族や友人など人とのつながりの大切さを強く感じた

参加国、滞在地域の様子について教えてください。

都市部はもちろん郊外にも人々が行き交う活気のある国でした。滞在地域は、マドリード市内からバスで20分程度の閑静な町でした。

ホストファミリーの家族構成について教えてください。

ご夫婦(アルゼンチン出身)、独立した長男・次男・長女、アメリカ留学中の三男、猫四匹

なぜホテルなどの滞在ではなく、ホームステイに参加しようと思ったのですか?

現地の生活様式を直に経験でき、より容易に現地の人々とつながれると思ったからです。

プログラムに参加して得たこと、感じたことを教えてください。

家族や友人など、人とのつながりの大切さはとりわけ強く感じました。ご夫婦二人暮らしのファミリーは毎日のように、息子さんたちやアルゼンチンにいるお父さんとテレビ電話で連絡を取っていました。二週間に一度程度は、ご友人と食事を共にするなどしていました。ご両親の誕生日には、家族だけでなく、その恋人や友人が集まり、アルゼンチン流のバーベキューを囲んで、分け隔てなく会話を楽しみます。こうして人とのつながりを強く感じながら、豊かな生活を過ごすことにあこがれを抱きました。

滞在中印象に残ったエピソードはありますか?

公園でホストマザーの作ってくれたサンドイッチを食べていると、男の人に、ここで食べるにはお金が必要だと、1ユーロを要求されました。現地に来て間もなかったので困惑しながらも断っていると素直に去ってくれました。憎めない人で、なんだかほっこりしました。そのことをご夫婦に話すと、お父さんが「今度そういうことがあれば、『No puedo hablar espanol.』(スペイン語で「私はスペイン語を話せません」)と言え」、と助言されましたが、それスペイン語話せてるじゃん、と三人で笑いあったのは、僕の大切な思い出です。


ホストファミリーとどのように過ごしましたか?

普段は食事の前後にその日行ったところについて談笑しました。二人がそれぞれ作業しているときは四匹の猫と戯れました。車に乗せて別の町まで連れて行ってくれたり、スペインの風景を案内してくれたりしました。ご夫婦の寝室でハンバーガーを食べながら、テレビでサッカーを観戦したときは、幸せとともにあこがれを感じました。

一人でホストファミリー宅まで移動する経験はどうでしたか?

空港でご夫婦が待っていてくれて、車で家まで連れて行ってくれたので全く不安などは感じませんでした。

プログラムが終わった後もホストファミリーと連絡を取っていますか?

時々近況を聞いてくれます。こちらからも、日本の写真を送るなどしています。

今後やってみたいことは何ですか?

スペイン語の学習やスペインに関する情報収集は欠かさず続けていけたらと思います。また別の国にホームステイもしてみたいですし、スペイン国内で別の地域にも訪れてみたいです。

金原 平征さん

2019年個人ホームステイプログラムにてスペインに6週間滞在。
現在は日本の大学にて法学を専攻。趣味はサッカー、ウォーキング、登山。

小林 明美さん(ドイツ滞在)

いくつになっても好奇心と前向きな気持ちを持ち続けること

参加国、滞在地域の様子について教えてください。

レムシャイトはルール地方にある鉄製機械器具の生産地で大きな工場もありますが、周囲を森に囲まれ、起伏に富んだ地形に美しい街並みが広がっています。街の中心部には大きなショッピングセンターや商店街がありにぎわっていました。

ホストファミリーの家族構成について教えてください。

60代のご夫婦

EILプログラムに参加した動機を教えてください。

阿部絢子さんの書籍を読んで

なぜホテルなどの滞在ではなく、ホームステイに参加しようと思ったのですか?

ドイツの一般の人たちの日常生活に触れたかったことと、生活の中で何を一番大切に考えているかなど価値観の違いを知りたかった。英会話の実際的な練習にもなると思いました。

プログラムに参加して得たこと、感じたことを教えてください。

豊かな自然の中で自分たちの生活、時間を大切にゆったりと過ごされている様子は羨ましく感じました。私も引退してからの生き方を考えさせられました。

滞在中印象に残ったエピソードはありますか?

ホストファーザーのご高齢のお母さまと食事をしました。私のようなゲストと話をしたいと英語を勉強していて、英語で会話ができたことをとても喜んでいました。いくつになっても好奇心と前向きな気持ちを持ち続けること、私のお手本にしたいと思いました。

ホストファミリーとどのように過ごしましたか?

近郊の観光名所や行きたかった美術館などを案内してもらいました。ドイツで人気のミュージカルを見たり、ご家族に紹介されました。ほとんどの時間を私のために使っていただきました。

一人でホストファミリー宅まで移動する経験はどうでしたか?

出発前何度かメールをやり取りし、お互いを知ることができてよかったと思います。到着後の移動や迎えはスムーズにできました。

これから参加する方へのアドバイスをお願いいたします。

ホストファミリーの一員になるというつもりで積極的に働きかけ、あまり遠慮せずにコミュニケーションをとることでしょうか。ドイツでの体験を通して、エコな生活を心がけ自然を尊重する点はこれから心して暮らしていきたいと感じました。

今後やってみたいことは何ですか?

ドイツ以外の国でもホームステイをしながら、その国の人たちの生活を一緒に体験したいと思います。そのためにも英会話の力をもっと鍛えたいと思いました。

小林 明美さん

2019年個人ホームステイプログラムにてドイツに1週間滞在。
現在は中学校教諭として教壇に立ち、浅草、上野などでボランティアガイドもする。趣味はウォーキング。

津田 朋哉さん(アメリカ滞在)

行こうか迷っていた時間がもったいなく思えました

参加国、滞在地域の様子について教えてください。

落ち着いた田舎っぽい地域でした。飲食店やスーパーの店員がフレンドリーだったことが印象的でした。
半袖で行動する日もあれば、ダウンを着て行動する日もあり、気候の変化が激しかったです。

ホストファミリーの家族構成について教えてください。

ホストファザー、ドイツ人留学生、ブラジル人留学生と僕を合わせて4人で暮らしていました。ホストファザーの両親の家族と合同で行動することが多かったです。ホストファザーの両親も留学生の受け入れをしていたので、全員合わせたら国籍は8つくらいあったと思います。

なぜホテルなどの滞在ではなく、ホームステイに参加しようと思ったのですか?

日本人の友達と一緒に行っても外国語の勉強はできないと思ったからです。また、時間のあるうちに海外の現地生活を経験してみたかったからです。

プログラムに参加して得たこと、感じたことを教えてください。

一番感じたことは英語が得意でなくても意思疎通ができることに気づけたことです。もちろん話せることに越したことはありませんが、高校レベルの英語が話せれば自分の意志は伝えられると思います。言語は違えど同じ人間ですので、コミュニケーション能力があればなんとかなることが分かりました。終盤には特に考えることなく自分の意志を英語で伝えることができていたと思います。ホストファミリーにも来た時と比べて発音がよくなったといわれて嬉しかったです。行こうか迷っていた時間がもったいなく思えました。

滞在中印象に残ったエピソードはありますか?

地元の中高生に日本語の授業をしたことです。日本語なんて使う機会のない言語なのにちゃんと授業を受けてくれるのか不安でしたが、アメリカの学生は勤勉でした。自分たちから率先して質問をしてくれるし、板書とは関係のない発言もメモを取っていました。僕の英語力だけでは伝えることができなくても、子供たちの手助けのおかげで充実した授業ができたと思います。生徒から英語も教わることができてお互いに高めあうことができました。最後の日にはお菓子を作ってきてくれた子もいて嬉しかったです。

ホストファミリーとどのように過ごしましたか?

基本的にはホストファミリーとは夕方からしか時間が合いませんでした。休日はアメリカの観光が多かったです。NASAの宇宙センターや動物園、海などに連れて行ってもらいました。平日の昼は授業に混ざって話を聞くか、日本語の授業をしていました。夕方からはホストファミリーと買い物にいったり、一緒にYouTubeを見たりしました。ドイツの留学生と二人でアウトレットのようなショッピングモールで買い物をしたことが印象的でした。

一人でホストファミリー宅まで移動する経験はどうでしたか?

帰りのフライトの乗り換えが大変だったことが印象的です。電車に乗って違うターミナルに行かなければならないことを知らなくて本当に大変でした。空港の職員も場所の番号を教えるだけでした。一人では無理だと思ったので、近くにいた優しそうな外国人にお願いしました。その人に乗り口までついてきてもらえたおかげで余裕をもって搭乗することができました。知らない人にはついていかないほうがいいとはわかっていたのですが、言ってみるもんだなと思いました(笑)

プログラムが終わった後もホストファミリーと連絡を取っていますか?

英語の勉強を頑張っていつかは海外で働ければいいなと思ってます。そのためにも就活が始まる前に、もう一度バージニアに行きもっと英語を勉強したいです。語学学習は実践が1番の手段だと思います。そのときに恥をかくことがないように英語の勉強を頑張りたいです。インターンシップの応募も始まったので、自分の働きたい企業に就職できるように残りの学生生活を過ごしていきます。

今後やってみたいことは何ですか?

英語の勉強を頑張っていつかは海外で働ければいいなと思ってます。そのためにも就活が始まる前に、もう一度バージニアに行きもっと英語を勉強したいです。語学学習は実践が1番の手段だと思います。そのときに恥をかくことがないように英語の勉強を頑張りたいです。インターンシップの応募も始まったので、自分の働きたい企業に就職できるように残りの学生生活を過ごしていきます。

津田 朋哉さん

2019年個人ホームステイプログラムにてアメリカに2週間滞在。
現在は日本の大学にてマーケティングを専攻。趣味はソフトテニス、水泳、ピアノ、登山。

大越 直樹さん(スペイン滞在)

人間の豊かさ、社会の豊かさ、人生如何に生きるべきか等、色々と考えさせられた

参加国、滞在地域の様子について教えてください。

  1. ① マドリッド中心街まで地下鉄で6駅、最寄りの地下鉄駅まで徒歩6分程度で静閑な住宅街。
  2. ② ステイ先から徒歩5分程の所に市営プールがあった。
    シニア(65歳以上)は一回1.50ユーロで利用できる。65歳未満は、5ユーロ
  3. ③ 出国前からスペインは、スリが多いと複数の友人から聞いて居て用心して居た。
    しかし、スペイン南部のセビージャと言う町で、テラスで食事中スマホを盗難された。
    また、マドリッドでのみの市でスリにあったがこの時は被害がなかった。
  4. ④ マドリッドは、見どころ満載で楽しい。更に、近郊の町にも観光地が多い。
  5. ⑤ ビジネス街でもネクタイ姿をあまり見かけない。カジュアルでOK。
  6. ⑥ 履きなれた靴(スニーカー)を持参した方が良い。サンダルが役にたった。

ホストファミリーの家族構成について教えてください。

ホストファーザー、ホストマザー、お爺さん(92歳)、娘(18歳)息子(13歳)
他に、独立している長男、長女、次男、三男、四男、次女

なぜホテルなどの滞在ではなく、ホームステイに参加しようと思ったのですか?

① スペイン人の生活習慣を知るため。
② ホテルに比べて滞在費用が安い。
③ スペイン語学習のため。
④ 「知的な老後の過ごし方」を読んで面白そうだ、と思ったこと。

プログラムに参加して得たこと、感じたことを教えてください。

① 人間の豊かさ、社会の豊かさ、人生如何に生きるべきか等、色々と考えさせられた。
② 歴史の重みを感じた。特に、大航海時代の財産の蓄積。
③ マドリッド市内の建物の高さが一定に保たれていて都市計画に一貫性がある。
④ 街の全ての建物(個人住宅を除く)に装飾を施している。
⑤ サクラダ・ファミリアのように何百年もかけて建設をするスペイン人の情熱と根気強さ。
  何から(どこから)生まれるのだろうか?
⑥ 生活習慣が日本と全く異なる。例えば、食事時間、昼寝(シェスタ)習慣など。
⑦ 大聖堂が至る所に存在する。キリスト教に対する情熱は何だろうか?
⑧ 博物館の数と絵画の多さに圧倒される。(文化遺産の蓄積量)
⑨ スペインの社会システムは、大雑把で一般的に時間観念が乏しい。(下記のエピソード参照)
⑩ スペイン人は、聞かれたことにだけ答える。
⑪ 自分が責任を負わない、また、責任を認めない。問題に巻き込まれたくない、態度丸見え。
⑫ 個人主義の国だが、日本の昔のような大家族主義のようでもある。
⑬ 事前にスペインの歴史、文化などを十分勉強して行くべきだった、と反省している。
  滞在国をより深く理解できたと思う。
⑭ スペイン語についても、1年間程度勉強してしたが、全く使い物にならなかった。
  特にヒヤリングが出来なかった。

滞在中印象に残ったエピソードはありますか?

  1. ① ステイ先到着後3日目にホームパーティーがあった。親類縁者26名が参加。午後2時30分から開始して終わったのが午後6時30分。
    その間、ワインを飲みっぱなし、喋りぱなしでパーティーがいつ終るのか不安になった。
  2. ② 滞在2日目にマドリッド市内にある大きな公園(レティーロ公園)を歩いていた時、トイレの場所を通りかかった老夫婦のスペイン人にスペイン語で「トイレはどこか?」と聞いた。親切に教えて頂いただいたのだが、言って居ることが分からず指を指された方に歩き、別な人に「トイレはどこか」と尋ねた。
    再度言って居ることが分からず、指を指された方に歩いていると、最初に尋ねた老夫婦が近寄って来て、トイレの有る売店近くまで案内してくれた。
  3. ③ レストランでは、ほとんど英語のメニューが無く、適当に注文した。
    どんな物が出てくるのか、出てくるまで期待と不安の連続。美味い物が出てきた時は、喜び大。
  4. ④ パンが硬くて閉口した。スープに浸け柔らかくして食べた。
  5. また、芯のある米を食べる習慣がなかったので慣れるまで大変だった。
  6. ⑤ 骨付きの鳥が食卓に並んだ。骨と肉が硬くて鶏肉を食べるのに苦労した。
  7. ⑥ ステイ先で提供される食事が大変美味しかった。日本食が食べたくなるか、と予想していたが、その心配が全く無かった。
  8. ⑦ 朝食時に92歳になるお爺さんと拙いスペイン語で会話するのが楽しかった。
  9. ⑧ 近郊の町へ行く際、切符の買い方が分からず苦労した。切符が買えても乗り場が分からず困った。
  10. ⑨ 博物館の出口で、入り口はどこかと尋ねるとアッチと言う。その入り口に行ってみると、切符を別の方向で買えと言う。最初から切符売り場の方を教えれば良さそうなものを。
  11. ⑩ 滞在先の息子さん(13歳)が通う中学校の課外授業に参加した。決められたポイントで担当の生徒がプレゼンをするのだが、どの生徒も堂々と発表していた。最近の日本の生徒はどんな風だろうか?
    プレゼン後に質問する生徒は、手を上げて順番にしていて、とても頼もしかった。
  12. ⑪ 毎日良く歩いた。多い日は43,000歩。(履きなれたスニーカーが役にたつ)。
    今回の旅行中、一日平均20,000歩
    健康で元気に歩ける間に旅行を楽しんだ方が良い、と思う。

ホストファミリーとどのように過ごしましたか?

① 食事時間は常に一緒だった。
② 三食希望すれば提供して頂いた。
③ 闘牛場、ビンゴゲーム、外食などに招待して頂いた。
④ ホストファミリーがキリスト教の信者であったので教会のミサに参加した。
⑤ 洗濯もホストファミリーでして頂いて大変助かった。

一人でホストファミリー宅まで移動する経験はどうでしたか?

ホストファミリーの方が空港まで迎えに来てくれた。

プログラムが終わった後もホストファミリーと連絡を取っていますか?

帰国後直ぐ、お礼のメールを送信した。
ホストファミリーからは、いつでも訪問しても良い、との承諾を頂いている。

今後やってみたいことは何ですか?

① スペイン語を継続して学習し、習得に励む。日常会話が出来るレベルになれば、再訪したい。
② ホームステイとホステル泊等を組み合わせて2~3ケ月間、ヨーロッパを旅してみたい。

大越 直樹さん

2019年個人ホームステイプログラムにてスペインに3週間滞在。
古希を迎えた記念にスペイン語を独学で始め、その一年後に腕試しを兼ねてスペインでのホームステイを決断。趣味は登山、水泳、読書。

川野 幸男さん(アイルランド滞在)

行ってよかった!叩けよさらば開かれん

参加国、滞在地域の様子について教えてください。

北海道の富良野のような緑と景観に恵まれたところ。
近くにキラ-ニ-という海のきれいな有名な観光地があります。
人口も少なく人々が平和に暮らしている感じです。

ホストファミリーの家族構成について教えてください。

アイリ-ン(マザ-)テレンス(ファザー)、娘3人と息子1人は別居だが娘さんたちは良く帰ってくる。そうするとお孫さん達も加わりととてもにぎやかになります。

なぜホテルなどの滞在ではなく、ホームステイに参加しようと思ったのですか?

私の場合は通学するわけでもなく何をするか不安もありました。でもファミリ-がみんなでバックアップしてくれたりまた自分でツア-に参加したり、ロ-カルバスで近くの都市を訪れたりとても楽しかったです。ホテルではなくホ-ムステイにしたのはやはり交流です。

プログラムに参加して得たこと、感じたことを教えてください。

現地の人の食生活や生活スタイルなど参考になりました。
そしてなにより自分で決めて実行していくことの自信になりました。

滞在中印象に残ったエピソードはありますか?

親戚中が集まってのバ-ベキュ-に連れて行ってもらったこと。
ローカルコーディネイタ-のうちにホームパーティに招待されたこと。

ホストファミリーとどのように過ごしましたか?

夕食と団らんはいつもファミリ-と一緒にとった。私が暇なときにはいろいろな所へ連れて行ってくれた。

一人でホストファミリー宅まで移動する経験はどうでしたか?

初めての場所でしかもバスでの移動でしたので会えるか不安でした。がローカルコーディネイタ-がバスの乗り方等教えてくれたので安心しました。
なんのイレギュラ-もなく着きバス停にはマザ-が出迎えてくれていたのでほっとしました。

プログラムが終わった後もホストファミリーと連絡を取っていますか?

ラインで連絡を取っています。

今後やってみたいことは何ですか?

また機会があれば違う国にホ-ムステイできればと思っています。

これから参加される方へのアドバイスをお願いいたします。

より深くコミュニケーションをとるためには、語学のスキルはある程良いです。
行ってみなければ分からない点はたくさんありますが、とにかくその人のレベルで一生懸命やれば結果はついてくると思います。

川野 幸男さん

2019年個人ホームステイプログラムにてアイルランドに2週間滞在。
退職後、ボランティアガイドや海外旅行へ参加するなどアクティブに活動。趣味はフルート演奏。

寺崎 京子さん(アイルランド滞在)

アイルランドの美しさ、愛らしい妖精の話、辛い歴史など、文字だけでなく肌で感じた

参加国、滞在地域の様子について教えてください。

アイルランド・ナヴァンに1週間滞在。2010年10月30日、関空からアイルランドへの直行便がないので、フェルメールの絵をみようとアムステルダムで1泊し、31日にダブリンに着きました。ダブリンからバスで1時間のNAVANという閑静な住宅地です。川や緑が絵のように美しいところです。

ホストファミリーの家族構成について教えてください。

フランス語講師をしているメアリとタウンプランナー兼バグパイプ奏者のルーリーがホストペアレンツでした。25歳の末娘さんと婚約者さんにも何度かお会いしました。

プログラムに参加して得たこと、感じたことを教えてください。

ナヴァンからは、ダブリン、「タラの丘」、「DOROGHEDA」、「TRIM」などの史跡にバスで1時間で行けました。イギリスに攻められたりした悲しい歴史がありましたが、だからこそなのか、レプラコーンのような妖精が今もあちこちにいる感じがする美しい国でした。
英会話の講師をしていまして、以前、アイルランド出身の講師の方の英語が聞き取りにくく今回覚悟をして行きましたが、たいへん聞き取りやすかったです。
アイルランドの美しさ、愛らしい妖精の話、辛い歴史など、文字だけでなく肌で感じたように思います。

滞在中印象に残ったエピソードはありますか?

ホストファミリー宅に着いたのが10月31日の夜でした。美味しい夕飯をいただいたあと、近所の子供たちがハロウインの仮装をして“TRICK OR TREAT”とやってきました。(この後、パブへ行きました。)
次の日は11月1日。カトリック教徒のお二人について私も教会へ行きました。幽霊や悪魔などがはびこる31日が終わり、美しい清らかな聖なる日この日が大事なのだと感じました。20年日本いらしたという神父さんが、日本で出会った、癌にかかっても強く優しい女性の話をされました。私はキリスト教徒ではないのですが、頭に手を添えてもらうと、風邪気味でのどが痛かったのが消えました。

ホストファミリーとどのように過ごしましたか?

着いたその夜に、ホストペアレンツとパブに行きました。メアリと私はアイリッシュコーヒーを飲み、ルーリーは7人の仲間(fiddle fluteなど)とバグパイプ演奏。日本では、頭痛がしてお酒は飲めないのですが、ここでは美味しく頭痛もしませんでした。(調子に乗って日本で飲んだらやはりだめでした。)
「コーラスの夕べ」や「娘さんの婚約者の卒業祝いの会」等にも参加しました。
小学校の授業に入り、鶴を折ったり、カタカナで生徒さんの名前を書いたりしました。

一人でホストファミリー宅まで移動する経験はどうでしたか?

自分でシュミレーションをして、辿っていくのはたいへん楽しいです。10日間休みが取れるので、1週間のホームステイの前後は、B&Bに泊まったり、都市を歩いたりします。この時は、アムステルダムのB&Bを日本から予約しました。意外に遠くてたどり着くのに10人の人に聞きました。大きなホテルなら迷うことも少ないでしょう。B&Bで普通のお家なので。でも皆さん親切で、家に私を上げて、パソコンで示してくれた人も。

プログラムが終わった後もホストファミリーと連絡を取っていますか?

はい。近況を書いたクリスマスカードを送っています。

寺崎 京子さん

2010年個人ホームステイプログラムにてアイルランドに1週間滞在。過去に、EILのプログラムにて1980年イギリス、2008年ニュージーランド、2017年イギリスに滞在。

H・Uさん(ドイツ滞在)

笑顔があれば言葉の壁はすぐに飛び越えられました

参加国、滞在地域の様子について教えてください。

ドイツ・リートベルグに2週間滞在。滞在先の街は徒歩圏内にベーカリーと教会があるくらいの静かでのんびりとしたところでした。ちょうど私の滞在中に、日本でいう夏祭りのような地元のお祭りが開かれていて、夜は一晩中同世代の人たちがダンスやお酒を楽しんでいました。昼間は子供達が屋台でアイスクリームなどを食べたり、バンパーカーで遊んだりしていました。

ホストファミリーの家族構成について教えてください。

ホストファザー、ホストマザー、ホストシスターが5人と愛犬が一匹いました。ホストシスターのうち3人が、養子だそうです。

なぜホテルなどの滞在ではなく、ホームステイに参加しようと思ったのですか?

ホテルでの滞在だと、観光名所ばかりまわるだけで終わってしまうと思ったからです。ドイツ人の生活も覗いて見てみたいという好奇心で、ホームステイを決めました。ホームステイの方が人との繋がりも強いものになると思います。

プログラムに参加して得たこと、感じたことを教えてください。

たった2週間でしたが、ホストファミリーとはたわいないお話から、政治や歴史といった真面目な話まで、本当にたくさんのことについて話しました。共通の言語が話せることは大切だと感じましたが、何よりも、笑顔が一番大事でした。英語が苦手なドイツ人もいましたし、ホストファミリーの中にも英語が喋れない人もいましたが、笑顔があれば言葉の壁はすぐに飛び越えられました。
また、もっと日本について知っておかないと、と思いました。日本といえば漫画やアニメだと思っている人は想像以上に多く、漫画アニメに疎かった私は、日本人なのにそのような話題にのれませんでした。

滞在中印象に残ったエピソードはありますか?

とにかく愛情深い家族でした!5人のホストシスターのうち年下の2人は英語が全く喋れませんでしたし、ホストファザーも英語は得意ではありませんでしたが、言葉が通じないながらもジェスチャーや、お互いわかる単語でたくさんコミュニケーションできました。言葉が通じなくてもこんなに仲良くなれるんだということを肌で感じました。
また、ヒトラーが統治していた時代のホストマザーの祖父のお話も聞きました。おじいさんはユダヤ人が大勢殺されていることが耐えられず、上官の命令に従えなかった兵士だったそうです。とても貴重なお話が聞けて本当に良かったと思います。

ホストファミリーとどのように過ごしましたか?

「家の近くには何もないから」といって、自宅近辺での犬の散歩や家から車で30分くらいのところにある自然豊かな公園や古い家が立ち並ぶ小さな町から、ベルリンやハイデルベルグへの遠出まで計画してくれていて、本当に盛り沢山でした。ホストシスターの高校にお邪魔して一緒に授業を受けたり、私が行きたいと行っていたティアハイムにも連れて行ってくれて、とても楽しい日々でした。盛り沢山でしたが、疲れを取るためにゆっくりする日も作ってくれていました。ホストシスターと買い物に行ったり、ホストシスターの友人たちとご飯を作ったり、遊びに行くときも混ぜてもらったりしていました。地元のお祭りにもみんなで言って、朝方近くまで踊ったり話したりしました。

一人でホストファミリー宅まで移動する経験はどうでしたか?

以前にも何人か受け入れをしたことがあるホストファミリーだったので、待ち合わせの連絡はスムーズでした。空港から待ち合わせした駅まではドイツの新幹線であるDBを利用しましたが、乗り換えも必要だったためDBが遅延した時は焦りました。無事に乗り換えられたものの、遅延の影響で到着時刻に遅れてしまいましたが、「DBの遅延はいつものことだから大丈夫」とホストマザーが優しく言ってくれました。DBはドイツ人がジョークにするくらいよく遅延するそうです。アナウンスもほとんどドイツ語でわからないことだらけでしたが、それもいい思い出です。

プログラムが終わった後もホストファミリーと連絡を取っていますか?

ホストシスターたちとは主にSNSを使って連絡は取り続けています。クリスマスにはカードを送ったりしました。

今後やってみたいことは何ですか?

またドイツに行ってホストファミリーと会いたいですし、ホストファミリーが日本に来てくれたら嬉しいです。他の国にもホームステイして、その国の生活を体験したいと思っています。いつか、私もホストファミリーになるのもいいなと思っているところです。

H・Uさん

2018年個人ホームステイプログラムにてドイツに2週間滞在。現在は日本の大学にて国際政治経済を専攻中。

増田 絹子さん(イギリス滞在)

家族同様に接してくれたホストファミリーとの交流

参加国、滞在地域の様子について教えてください。

イギリス・ウォキングに4週間滞在。毎週月曜日にホストマザーとコミュニティセンターで水彩画のお稽古をしたり、友達の家のパーティーに参加したり、サンドイッチを持ってハイキングしたり……。また一人でロンドンやギルフォードなどイギリスの田舎に行って来ました。

ホストファミリーの家族構成について教えてください。

ホストファザーとホストマザーと一緒に滞在しました。

なぜホテルなどの滞在ではなく、ホームステイに参加しようと思ったのですか?

ホテルでは地元の生活がわからないので、ホームステイを体験し、一緒に生活をして肌で感じたいと思いました。

プログラムに参加して得たこと、感じたことを教えてください。

私はホームステイを体験と言っても英語は少しだけ 年齢はかなり高い……
でもホストの二人は本当に家族同様に接してくれました。

滞在中印象に残ったエピソードはありますか?

5月はヘンリー皇子の結婚式で地元でも賑わっていて、私たちも国旗とワインでテレビを見ながらお祝いしました。

ホストファミリーとどのように過ごしましたか?

気候も良かったので土曜日は公園でのコンサートを聴きました。
日曜日は教会、映画で見ていた小さいあの鐘、忘れられないです。

一人でホストファミリー宅まで移動する経験はどうでしたか?

出発するまでホストファミリーとは連絡を取り、駅にはスタッフが迎えの約束をしていましたが会えませんでした。なのでタクシーでホストの家に行きました。

※EILが現地事務局に確認しましたが、コーディネーターも駅まで迎えに来ていたそうですが、残念ながらお互いに姿を見つけられなったようです。増田さんはご自身で解決されましたが、EILではプログラム中のトラブルに対応する緊急連絡先(日本及び現地担当者)をお渡ししています。

今後やってみたいことは何ですか?

今年は秋にどこかでホームステイをしたいなぁと思っています。

これから参加する方へのアドバイスをお願いします。

今考えている方 英語は何とかなります‼
元気だったら年齢のことは大丈夫です。

増田 絹子さん

2018年個人ホームステイプログラムにてイギリスに4週間滞在。親の介護を終え、昔からの夢であったホームステイに参加。自身もホストファミリーを経験。 

寺崎 京子さん(イギリス滞在)

人の優しさ温かさが沁み、来てよかったと思った

参加国、滞在地域の様子について教えてください。

イギリス・ウォキングに2017年6月24日から1週間滞在しました。
5月にステイ先の住所をいただき、行く前にホストマザーのジャッキーとメールを何度かやり取りできました。その間、5月22日にマンチェスターでアリアナグランデのコンサートでの自爆テロが起き、6月にもロンドンでテロがおきたので、お悔みのメールを送りました。同じ6月に再びロンドンでビル火災が起きて(これはテロではないことが後で分かりました)、一瞬行っていいのか、誰かに迷惑をかけることになるのではと思いました。
でも、行ってみると、ロンドンも平和で、ウォキングは写真のようにのどかなカントリーサイドでした。

ホストファミリーの家族構成について教えてください。

アラン&ジャッキーがホストペアレンツ、息子さんのジョージ(30代)とその娘さんつまりお孫さんリリー(9歳)の4人家族。

なぜホテルなどの滞在ではなく、ホームステイに参加しようと思ったのですか?

平和は人の心の中に。平和の気持ちをしみじみと交換したい。地球上で、人がどう暮らしているのか知りたい。その国に飛び込みたい。ホテル宿泊より、ずっとたくさん会話でき、接触できると思ったからです。

プログラムに参加して得たこと、感じたことを教えてください。

ホームステイ宅に着いて、おいしい夕食をいただき、居間で皆でテレビを見ました。ちょうど、グラストンベリー・フェスティバルの中継をしていて、ミュージシャンのナイルロジャースが語った、「7年前癌が見つかったが、手術後再発せず元気です」という話が感動的で皆で拍手しました。着いた初日から、人の優しさ温かさが沁み、来てよかったと思いました。こういう経験は、ホームステイならではですね。

滞在中印象に残ったエピソードはありますか?

朝4時に起きて、リバプールへ日帰り旅をした日のこと。夜7時にリバプール発の電車に乗りました。ロンドン・ユーストン駅に9時20分に着くはずが、8時20分ごろ停まって動かなくなりました。10時にウォキングに着く予定が何時になるかわからなくなり、私の携帯のバッテリーがなくなり少々動揺しました。「警察官と交渉人が説得しています。」と車内放送が。橋の近くで止まっていたのですが、橋に自殺をしようとしている人がいて、警察や交渉人が説得していたそうです。
電車の乗務員のサラさんは、携帯を貸してくれ、忙しいでしょうに、とても落ち着いて優しく、アラン、ジャッキーにこの状態を説明できました。隣の席のピーターさんも、穏やかな聞き上手な人で、私が把握できていないところをくわしく教えてくれました。ユーストン駅にタクシーが多く待機しているので、駅からは無料でタクシーを使えるとのことで、電車内、皆ゆったりのんびり。車内の売店の飲み物食べ物が無料になり、ワインやコーヒーを飲んだり。30分おきに車内放送で「残念ながらまだ説得できず、電車は動きません。」そのうち、寝静まり、私も穏やかな雰囲気の中少し眠りました。
停まってから4時間後、説得され保護されたとのアナウンスに、拍手が。結局5時間止まっていたのですが、座席の隣の方をはじめ、皆さんゆったり優しく、5時間が苦痛でなかったです。

ホストファミリーとどのように過ごしましたか?

行く前にステイ宅がロンドンから電車で30分と知り、ロンドンの「シェイクスピア・グローブ座」、ロンドン郊外の「ハリーポッター・ワーナーブラザーズスタジオ」、リバプールの「ビートルズ少年期の家」を予約しました。朝、ランチを作ってもらい、出かけて帰って、こんなことがあったとかどう過ごしたかを夜に話し合いました。一緒に買い物に行ったり、リリーちゃんと土手を散歩したりしました。

一人でホストファミリー宅まで移動する経験はどうでしたか?

私が初めてEILでホームステイをしたのは、1980年で、メールはなく、連絡手段は手紙やハガキで、現地の地図も手に入りませんでした。今は、メールで一瞬でつながるし、グーグルマップで、日本にいるときからシミュレーションができますので、らくで楽しいです。

プログラムが終わった後もホストファミリーと連絡を取っていますか?

写メやクリスマスカードを送っています。

今後やってみたいことは何ですか?

いつも仕事の都合で7泊8日ばかりですが、いつかもう少し長くホームステイしたいです。

これから参加する方へのアドバイスをお願いします。

日本について聞かれるので、調べておくとよいと思います。
各国地域、その家庭の習慣ややり方にほぼ合わせる気持ちでいるとよいと思います。

寺崎 京子さん

2017年個人ホームステイプログラムにてイギリスに1週間滞在。過去に、EILのプログラムにて1980年イギリス、2008年ニュージーランド、2010年アイルランドに滞在。

立田 優詞さん(イギリス滞在)

一人の家族としてふつうに接してくれたことが嬉しかった

参加国、滞在地域の様子について教えてください。

観光地でもあるバーミンガムから電車で数十分の場所にあるレディッチは、落ち着いた住宅街であり、非常に住みやすい街でした。また都心の方に出て行けば、多種多様な人々がショッピングなどを楽しんでおり、何よりも街の外観がおしゃれであるため、日本では味わえない、刺激的な時間を過ごすことができました。

ホストファミリーの家族構成について教えてください。

元警官の夫婦と、すでに自立をしていて、1ヶ月に数回家に帰ってくる3人の息子さんがいました。

なぜホテルなどの滞在ではなく、ホームステイに参加しようと思ったのですか?

ホテルでは自室で英語話者と関わる機会がないですが、ホームステイは一つの家庭にお世話になるため、英語を話す機会に恵まれるからです。

プログラムに参加して得たこと、感じたことを教えてください。

日本を出たことがなかったため、初めて海外に行き、価値観が大きく変わりました。日本では当たり前のことが海外ではそうではないということに、最初は戸惑うこともありましたが、徐々に適応していき、人間としての幅が広がったと感じています。

滞在中印象に残ったエピソードはありますか?

シェイクスピアが好きなのですが、彼の故郷であるイギリスの人々と話すことで、初めて得た知識があったことです。またシェイクスピアの舞台の観劇や、ゆかりの場所に行くことで、シェイクスピアをより深く知ることができたと感じています。

ホストファミリーとどのように過ごしましたか?

様々な場所に連れて行ってくれました。家でも特別な対応をされたわけでもなく、一人の家族として普通に接してくれたことが嬉しかったです。

一人でホストファミリー宅まで移動する経験はどうでしたか?

外国の方とちゃんとやり取りをすることが初めてであったため、最初は緊張しましたが、優しく対応してくれたため、リラックスしてできました。

プログラムが終わった後もホストファミリーと連絡を取っていますか?

ホームステイの半年後に、1人でイギリスに行きました。その際にホストファミリーとも連絡を取って、食事をしに行きました。来年も長期休暇時にイギリスに行き、ホストファミリーに会いたいと思っております。

今後やってみたいことは何ですか?

シェイクスピア演劇が好きなので、ロイヤルシェイクスピアカンパニーが主宰する演劇のワークショップに、できることなら参加してみたいと思っております。

これから参加する方へのアドバイスをお願いします。

旅先の知識は会話にとても役立つために勉強しておいた方がいいです。

立田 優詞さん

2018年個人ホームステイプログラムにてイギリスに4週間滞在。現在は都内の大学にて英米文学を専攻中。

今村 雅和さん(アメリカ滞在)

短期ホームステイで養われた、人の心を掴むためのコミュニケーション

プログラムに参加したきっかけは?

漠然とどこかに行きたかった。当時はアメリカの情報が今のようにない時代で、でも父が外資系企業に勤めていてアメリカ人の同僚が遊びに来る環境だったので、アメリカへの興味は自然と湧きました。自分の性格では長期の留学は向いていないと思っていので短期を選びました。留学=勉強すること、だと思っていたので、そこまで勉強への熱意はなかったです(笑)EILを選んだのはその当時のプログラム費が安かったのと、文部省に認可された団体だったからです。

プログラムに参加しての感想は?

短期ホームステイ中、現地の人との会話のスタートは、その人たちの住む場所や普段の生活に密着した「本当のネイティブ」な会話をすることを心がけました。そうすることで自然と会話が弾むし、すぐに打ち解けることが出来ました。英語力の向上以上に、その人たちのバックグラウンドに自然と興味が湧きました。

プログラムに参加して得たことを教えて下さい

ビジネスでも相手のバックグラウンドを意識した会話は今でも役立っていて、「心を掴むためのコミュニケーション」は勉強だけでは磨かれないということ実感できました。杓子定規にビジネスをしていても、結局ビジネスは上手くいかないと経験上感じています。相手の立場に立って、相手の気持ちを理解するようになりました。

今村 雅和さん

1979年短期ホームステイプログラムにてアメリカに3週間ホームステイ。その後大学、社会人、と二度に渡ってホームステイ、寮ステイのプログラムに参加。現在は大手IT企業、システムエンジニアとして活躍。

管野 加奈子さん(アメリカ滞在)

ホームステイしたことがきっかけで人生が広がった。

留学のきっかけを教えて下さい

特にこれがきっかけ!というものはなかったように思います。中学で出会った英語の先生がすごく素敵で、以来、英語が好きになりました。なので、高校に入ると自然と海外に一度行ってみたいと思うようになりました。その気持ちを先生に伝えたところ、ホームステイのパンフレットをいくつかくれて。その中に「文部省」って文字があったので、EILに決めました。3週間なので、休みを使って旅行に行く感覚でしたね。

ホームステイしてみた感想は?

外国が身近になったというのが、一番の感想です。私にとっての海外は、すごく遠い存在。どうしても、海外の人を見ると、委縮して話しかけられない。でも、ホームステイでアメリカのファミリーと、話をしたり、料理をしたり、遊びにでかけたりと、日常的な時間を一緒に過ごしているうちに、自分たちと変わらないんだ、と思えるようになりました。これが一番大きな収穫です。特別感がなくなると、海外もぐっと身近に感じるようになるんですよね。

ホームステイで得たことを教えて下さい

2つあるように思います。1つは人生の広がり。実は、このホームステイがきっかけになって、その後1年間留学することになったんです。さらに、大学では言語学を選択して、ボランティアで日本語を教えたりもしました。さらに卒業後は、留学機関から声をかけてもらって働きだしました。全部ホームステイしたことが始まりなんですよね。もう一つは、ずっと関係が続く出会いがあったってことです。ホストファミリーはもちろん、一緒にホームステイに参加した仲間との出会いも大きくて。どちらも、いまだに連絡取り合っています。

管野 加奈子さん

1997年アメリカ、カリフォルニア州に3週間滞在。語学研修(ESL)付きのホームステイプログラムに参加。ホストペアレンツと2.6歳の男の子のいるファミリーに滞在。