公益社団法人 日本国際生活体験(EIL)

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vol.11.久保 亜美香

何気ない毎日が、計り知れない財産になっている

 小さな頃から絵を描くのが好きで、フランスへの留学を決めたのは自然な流れだった。現地で受けた美術の教育は、日本のそれとはまったく違って、想像以上に毎日が刺激的だった。

 作品以上に重要視された作品についてのプレゼンテーション。「見たまま感じ取ってくれればいい」なんて通用しない。「自分の作品はここが素晴らしい」と、きちんと口にしてアピールすること。なんでそんなことするのかよく分からなかったけれど、高校生だったから、自然とそれを受け入れて実践した。今、仕事をする中で、その力がどれだけの財産になっているのかなんて、あの頃の自分には想像もできなかった。

 あの1年間の何気ない毎日は、私の作品の翼となって、世界に羽ばたいている。

久保 亜美香(Amica Kubo)
1999年フランス派遣 長野県飯田市出身。

長野県立飯田高校2年時の1999 年夏よりフランスに留学。帰国後2年生に復学し、東京工芸大学芸術学部に入学。2007年制作の短編アニメーション「おはなしの花」が文化庁メディア芸術祭優秀賞他、国内外で多数受賞したことを機に、同年よりフリーのアニメーション作家として活動を開始。現在、ミュージックビデオ、テレビ番組、企業ホームページなどにイラスト、アニメーションなどを幅広く提供。国際映画祭で審査員も務める。株式会社スーパーミルクカウCEO。tampen.jp編集長。