公益社団法人 日本国際生活体験(EIL)

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村嶋 里音(2015年度カナダ英語圏派遣生)

小さな町でカナダの大自然に触れた10カ月

留学に興味を持ち始めた時期ときっかけを教えてください。

幼稚園から小学校低学年にかけて親の仕事の都合で上海に住んでいたこともあり、小さい頃から海外に興味がありました。中学校に進学後もシアトルに2週間語学留学したり、マレーシアでボランティアをしたりと、海外での経験を積んでいく中で、「次は一人で長期間海外へ行きたい」という気持ちが強くなっていきました。高校で留学するか、大学入学後に留学するか迷いましたが、両親から背中を押されたこともあり、高校での留学を決意しました。

留学先としてカナダを選んだ理由は何ですか。

英語教育に力を入れている中学校・高校に在籍している中で、「さらに英語を上達させたい」と考えるようになったことから、英語圏への留学を念頭に置いて検討していました。その中でも、英語が聞き取りやすく、治安のよいことで知られるカナダを選択しました。個人的にまだカナダへ行ったことがなかったということも、カナダを選択した理由のひとつです。

出発前にどんな勉強をしましたか。

カナダの文化が分かる本、日本の文化が分かる本、数学の用語集(英語)を購入して、勉強をしました。もともと副教科は英語で行っている学校だったので、語学の面よりも、文化や、日本の学校では学べないような内容を勉強するようにしていました。

ホストファミリーとの過ごし方を教えてください。

50代後半のホストファザーとホストマザーと一緒に暮らしていました。ホストブラザー・ホストシスターも2人ずついましたが、すでに家を出て別の場所で暮らしていました。 ホストファザーは釣りが大好きで、休日によく釣りに連れて行ってもらいました。体長が1メートル弱もある大きな魚を釣って、家に持ち帰って焼いて一緒に食べたことを覚えています。また、少し遠い場所にある湖畔のコテージを借りて家族で集まり、ホストブラザーやシスターと一緒に釣りをしたこともいい思い出です。冬には氷に穴をあけて行うIce Fishingも経験し、釣り三昧でした(笑)。
平日の夜は、自分の担当であったお皿洗いをした後、ホストマザーと英語のクロスワードを一緒にすることが多かったです。難しい単語が多く大変でしたが、英語の勉強になりました。

ホストスクールについて教えてください。

ホストスクールは、家から歩いて10分程度の場所にある、全校生徒が100人に満たないような小さな学校でした。前期・後期と授業が分かれている中で、後期は英語やカナダの歴史、化学、物理などの一般教科を多く履修していました。特にカナダの歴史の授業に関しては、教科書がとても厚く、一度に読んでこないといけない量(多いときは、一度に50ページ分読んで来いと言われました…)がとても多く、大変でした。それでも空きコマの時間に先生のオフィスへ行くと、親身に教えてくれて、おかげで無事に乗り越えることができました。よく「日本人が数学の授業を取ると楽」という話も聞きますが、私の履修した数学の授業では日本でもまだやっていない箇所だったため、楽とは言えませんでした…
 学校の近くには、日本で言う公民館のような施設があり、放課後は「そこに行けば誰か友達がいる」場所だったので、積極的に出向いて友達と遊びました。

一番思い出に残っていることは何ですか。

「カヌーキャンプ」という任意参加の学校行事に参加したことです。2人乗りのカヌーにテントと寝袋、それから5日間分の着替えと食料を載せ、カヌーで川を下り続けてマニトバ州からオンタリオ州に向かうというサバイバルな行事でした。1日15㎞以上カヌーを漕ぎ続け、さらにお風呂もトイレもない場所に寝泊まりするという、良い意味でも悪い意味でもカナダらしい貴重な経験でした。

留学を通じて得られた価値観を教えてください。

今まで自分がどれだけ周りの人に支えられ、そして応援されながら生きているかを実感することができました。留学中は、ホストファミリーや学校の友達に限らず、ほぼ初対面の人が自分のことを助けてくれる機会が多くあったからです。田舎の地域に派遣されたということもあり1人の時間が増えたため、湖に行って今までの自分を見つめ直す中で、周りの支えや応援は留学中だけではなく、それまでの人生もそうだったと改めて感じました。

高校を卒業し、カナダの大学に進学すると聞きました。日本ではなく海外の大学に進学を決めた理由を教えてください。

帰国前までは、日本の大学に進学するつもりでしたが、帰ってきてTOEFLを受けてみると、自分の予想以上の点数を取ることができたため、海外の大学に進学することも並行して検討するようになりました。日本の大学も調べて実際に見に行ってみましたが、少人数で、幅広い分野を勉強することができるというカナダの教育スタイルのほうが自分に合っていると考え、海外進学を決めました。カナダの大学では、Business Administrationという学科で、特にマーケティングについて勉強したいと考えています。

これから留学する方々へ一言お願いします!

留学は、語学力がつくというのももちろんそうですが、それ以外の気づきを得られ、将来の選択肢も広げられるとてもいい機会です。1年という時間は確かに限られていますが、周りの人が乗り気ではなくても、少しでも迷ったら恥じらいを忘れて全部行動に移すこと大切だと思います。意外と、何でもやってみれば乗り越えられるので、ぜひがんばってください。

村嶋 里音
2015年度カナダ英語圏派遣生

滋賀県出身。関西学院千里国際高等部1年次の夏より、EIL高校生交換留学プログラムでカナダ(英語圏)に10か月間留学。2018年9月より、カナダ・サイモンフレーザー大学に進学予定。